事例:Internet Explorer 9、ログイン画面が開けず真っ白に。
まいど!なかがみです。今回は、学生時代からの友人からあった救難要請です。
彼は普段、Microsoft MSNのインターネットサービスの一つである「Hotmail」を利用しています。少し前までは「Windows Live ID」として提供されていたものです。インターネットからウェブメールその他、さまざまなMicrosoftの無料サービスを利用できる、便利なアカウントです。
症状ですが、聞いたところによると、ある時を境に、Hotmailのログイン画面へのリンクをクリックしても、真っ白な画面になるだけで何もできなくなる、という困った状態に陥っていました。MSNだけでなく、他のあらゆるサイトのログイン画面や、ファイルのダウンロード画面で同じ症状…ホワイトスクリーンとでも呼べる現象が発生していました。
キャッシュ(一時保存)ファイルを削除するも回復せず。
インターネット閲覧時に自動保存される一時的なファイル(キャッシュファイル)の削除を試すも、効果なし。相変わらず白い画面になります。こうなると、Internet Exlorer単体の問題という可能性や、セキュリティソフトの過剰保護、という可能性が考えられます。
複数の理由、1つずつテスト。
IE単体の不具合なのか、セキュリティソフトの誤作動なのか。勘に頼らず、1つずつ考えうる原因を検証して、これ!という原因を探ります。
まずは、セキュリティソフトの誤作動なのかどうかを確認。まず、ウイルスその他、悪意のあるプログラムに感染していないか、セキュリティソフトによるスキャンを行います。ウィルス他の感染がないことを確認。次に、一時的にセキュリティ保護機能を全てOFFにします。それでも症状に変わりが無ければ、セキュリティソフトが邪魔していたわけではない、と判断します。
次に、インターネット閲覧ソフト、Internet Explorerそのものの不具合の可能性を検証です。IEを一旦アンインストール(削除)します。あらためて、IEを再インストール。結果、再インストール後にログイン画面が正常に表示されました。IEのソフト単体に不具合があったようです。
トラブル解決時、出来るだけ勘に頼らない理由。
プロとして仕事を行うので当然のことですが、過去の経験や勘だけに頼った仕事はしません。まず考えうる原因をその場でリストアップし、さらにインターネットから探すなどして、他の可能性もリストに追加。そこから1つずつ検証、原因を絞っていき、確信を持った段階で障害の原因を解消します。
常に、パソコンのトラブルに原因不明はない、という心構え取り組んでいます。たとえ勘で何となく解決できても、原因がわからないとお客さんに説明ができませんし、そうなると一番不安になるのは、解決後もパソコンを使い続けるお客さん。だから、どれだけ自信があろうと、勘には頼りません。
パソコンのインターネット関係の不具合は、とても多いです。いつも最初に開くページが勝手に変わっていたり、ツールバーが知らぬ間にたくさん増えて重くなっていたり…パソコン・ネットで困ったことがあれば、どうぞご相談下さい!親身になってお話を伺います。
コメントを残す